食進会の料理教室があった。
食進会は、地域の食生活改善と健康づくりを目的としたボランティア組織らしい。
料理する人は9時に、食べる人は11時に集合とのことで、私は11時に会場へ向かった。
女性が20数名、男性は区長、副区長、民生委員長、そして私の4名だけで、もちろん男性は11時集合だった。
出された料理はどれも手が込んでいた。
ご飯には麦が少々混ざっていたが違和感はなく、普通にいただいた。むしろ最後の一口になって初めて気付いたほどだった。
汁物には具材が豊富に入っていたが、悲しいかな、私に分かったのはなめ茸ともずくくらいだった。
メインのチキンは箸を入れると柔らかく、しっかりと味がしみ込んでいた。添え物にも工夫が感じられた。
ピーマンだと思って口にしたら区長から唐辛子と教わった。しかし辛くはなく、不思議な食感だった。
惣菜は大豆や野菜を生のままではなく揚げているようで、私には初めての料理だった。
副区長はあっという間に平らげていたが、私は六人掛けのテーブルで最後まで箸を動かしていた。
普段は決まった料理ばかり口にしているので、この日は新しい味や調理法に触れることができて楽しかった。
健康づくりを目的とした料理ということだったが、薄味でもなく満足感があった。
食事だけでなく、多くの人の手間と工夫が詰まった料理をごちそうになり、ありがたい時間だった。