水巻町テニス同好会

遠賀郡水巻町でテニスを楽しんでいる同好会活動などを広報します。

試食会ピーマンにあらず唐辛子

頃末南

食進会の料理教室があった。

食進会は、地域の食生活改善と健康づくりを目的としたボランティア組織らしい。


料理する人は9時に、食べる人は11時に集合とのことで、私は11時に会場へ向かった。

女性が20数名、男性は区長、副区長、民生委員長、そして私の4名だけで、もちろん男性は11時集合だった。


出された料理はどれも手が込んでいた。

ご飯には麦が少々混ざっていたが違和感はなく、普通にいただいた。むしろ最後の一口になって初めて気付いたほどだった。

汁物には具材が豊富に入っていたが、悲しいかな、私に分かったのはなめ茸ともずくくらいだった。

メインのチキンは箸を入れると柔らかく、しっかりと味がしみ込んでいた。添え物にも工夫が感じられた。

ピーマンだと思って口にしたら区長から唐辛子と教わった。しかし辛くはなく、不思議な食感だった。

惣菜は大豆や野菜を生のままではなく揚げているようで、私には初めての料理だった。


副区長はあっという間に平らげていたが、私は六人掛けのテーブルで最後まで箸を動かしていた。

普段は決まった料理ばかり口にしているので、この日は新しい味や調理法に触れることができて楽しかった。

健康づくりを目的とした料理ということだったが、薄味でもなく満足感があった。

食事だけでなく、多くの人の手間と工夫が詰まった料理をごちそうになり、ありがたい時間だった。

秋のそよ風コンサート

頃末南

水巻町社会福祉協議会主催の「ふれあい活動普及講座」があった。

遠賀郡内を中心にボランティア活動をされている「ヒーブホー」による弾き語りの「秋のそよ風コンサート」である。知る人ぞ知るグループだ。

平日の午前10時開演とあって、参加者はシニア世代が中心で、特に女性が多かった。


私は前日のテニスの壁打ちのせいか、朝の目覚めが悪かった。7時に目が覚めて「ベッドでする3分間ストレッチ」を三種類ほど行ったところ、ほどよい疲労感から再び眠ってしまった。次に目を覚ますと9時30分だった。

会場は近く、自転車なら5分ほどで着くのだが、あいにくの雨である。傘を差し、少し急ぎ足で向かった。

ギター、マンドリン、そしてコカリナの演奏と歌が続いた。コカリナの演奏の後には「里の秋」を全員で歌った。

私は二番の歌詞で思わず涙がこぼれた。


「ああ父さんのあの笑顔 栗の実食べては思い出す」


私はシングルマザーに育てられた。父のことは「赤穂の人」ということしか聞かされていない。

暮らしは苦しく、学校で使う笛やそろばんなどの副教材を買ってほしいとは言えなかった。夏のプールも水着がなく見学だったので、中学生になるまで泳げなかった。

習字の時間は筆がないため、鉛筆を持って書く真似だけしていた。音楽の授業で使う笛もなく、「忘れました」と言ってやり過ごした。

ノートも全教科で一冊を使い回し、最後には教科書の余白に書き込んでいた。


家にはテレビもラジオもなく、日曜日になると友人の家で見せてもらった。

だから楽器を自在に演奏し、歌を歌える人たちがとてもうらやましかった。

小学生の頃、私にとって楽器といえば、放課後の教室で我流で弾くオルガンだけだった。帰宅しても誰もいない。一人っ子の鍵っ子だった。

町の図書館へ行くか、こっそり教室へ戻って勝手にオルガンを弾く。校庭では野球チームが練習している。私もやってみたかったが、道具が高価で母には言い出せなかった。

笛すら買ってほしいと言えないのに、グローブやスパイクを買ってほしいとはなおさら言えなかった。


演奏会の温かな音色を聴きながら、そんな子ども時代のことが次々と思い出された。

秋のそよ風コンサートは、懐かしい歌を楽しむだけでなく、忘れかけていた自分の原点を振り返る時間にもなった。

高齢者 筋肉痛は遅れて出る

頃末南

今日は右腕に違和感があった。

まさか筋肉痛かと思った。一昨日、四十五分ほどテニスの壁打ちをした。その影響が昨日ではなく、二日後の今日になって現れたようだ。


今日もテニスの壁打ちをした。

ネットで午後三時から一時間のコートを予約した。両手バックハンドを中心に練習したが、まだ当たり損ねのような感触だった。プロ選手のような鋭い打球は打てない。もっとも練習二日目なのだから、プロ並みを望む方が厚かましいというものだ。

練習中、ふと仕事のことを思い出した。

午前中に作成したレポートの送信を忘れていたのだ。練習を三十分で切り上げ、ダッシュで帰宅した。