石油備蓄基地の傾斜測定
御周知の通り、中東からの原油調達が難しくなっている。
それでもガソリンスタンドに長蛇の列ができないのは、政府が「約270日の備蓄がある」と胸を張るからだ。
北九州には、世界最大の洋上備蓄基地である 白島備蓄基地 がある。
1996年8月の完成からすでに30年が経つ。私はその2年前ごろ、浮き桟橋の 傾斜自動測定プログラム を納品した。
8台の浮き桟橋にそれぞれ1台ずつ傾斜計を設置し、1時間ごとに自動計測する仕組みだ。
長さ600メートルほどの巨大な桟橋で、多少の波ではびくともしない。

問題は、センサーが フランス製 だったことだ。
英文マニュアルには立派な仕様が並び、価格も日本製の3倍ほど。施工会社は「世界一だ」と自慢していた。
互換性を心配したが、日本の測定器でも問題なく動作した。
連絡船で島に渡り、プログラムのテストを行った。
しかし実際に動かしてみると ノイズが多い。
性能は明らかに日本製の方が上だった。いったいどこでこの外国製センサーを見つけ、誰が選定したのか今でも分からない。
やはりセンサーは キーエンスなど国産が最高 だと、あの時つくづく思った。
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