天才棋士の登場で「観る将」になった話
将棋名人戦で藤井名人(23)が4連勝し、タイトルを防衛した。
そのニュースを見て、ふと自分の“将棋少年”時代を思い出した。
中1から20歳まで、私は将棋と空手に通っていた。昭和は娯楽が少なく、囲碁将棋や映画、テレビくらい。部活と空手と将棋を同時に始めたが、どれも友人に誘われたのがきっかけで、誘った友人たちは先に辞めていったw
私は続けてしまい、高校では部活をしながら空手も将棋も有段者になった。自由時間はゼロだった。
母子家庭だった私は、中学卒業後に就職するのが前提。近所のおじさんは「勉強せんでいい。空手も将棋も将来役に立つ」と言ってくれた。
たしかに役には立ったが、20代で「やっぱり勉強もしとけばよかった」と痛感し、数学や物理を独学で学び直した。
いつかシェ-クスピア原書を辞書なしで読んでみたいと思っていた。
会社では毎年私大卒が何人も入社してきたが、部下になった大卒者は数学も英語も国語もさっぱり。技術レポートは子供の作文レベル。手取り足取り指導した。
それでも“高卒よりマシ”という理由で会社は学歴偏重になり、私は嫌気がさした。
20歳で将棋も空手もやめたが、藤井名人という天才が現れてからは「観る将」になった。
YouTubeやAbemaで対局を見ると、面白いし感心する。天才の読みは、アマ有段者の私でもまったく想像がつかない。
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