年齢の思い違いの姫路城
姫路城の入場料が値上げになっていた。
市外者は1000円から2500円へ。
今後10年間で280億円もの維持管理費が必要で、世界遺産を守るには避けられないらしい。
そんなニュースを見て、ふと19歳の頃の姫路出張を思い出した。
日曜日に一人で市内観光をし、姫路城に入場した。入場料は300円。靴を脱いで袋に入れ、混雑した城内を歩いた。北九州市の小倉城は無料で下足通行だったので、まずそこに驚いた。
天守閣に上がり、城下を見下ろしながら「秀吉もここから眺めたのか」と胸が熱くなった。
当時は司馬遼太郎の『国盗り物語』に夢中で、歴史の世界にどっぷり浸かっていた。
観光のあと、活気ある商店街で名物の「大根飯」を食べた。どんぶり飯の上に大根おろしが山のように乗っていて、たしか500円。
街のあちこちには「岡山東・甲子園春出場」の垂れ幕が掲げられていた。
気になってネットで調べると、岡山東の春の甲子園出場は1973年。
私は1973年9月に20歳になった。
つまり、あの姫路城の記憶は「19歳」までは合っていたが、「1972年」ではなかった。
記憶というのは、時々こちらの都合で年号を動かしてしまうらしい。
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